昨年会津大学で開催された福島県初のでかドージョーに続き、2年目の今年は矢吹町で「やぶきプログラミングフェス with DecaDojo」として矢吹町とコラボといえる形で開催されました!
その準備の舞台裏を余すことなくレポートしたいと思います。色々書いていたら遅くなってしまいました。
しかも超大作となってしまいましたので、お時間があればご覧ください。
*スタッフの方々が撮影した写真を有難く拝借させていただいております。NGあればご連絡ください。
昨年の反省
昨年は初開催ということで、力加減がわからず、皆のやりたいことを詰め込めるだけ詰め込んでいったら、物凄く大きなイベントになり過ぎまして・・・準備の大変さはご想像の通りでございます。
そんな状況でしたから、あのイベントの後は
「今年はやりすぎちゃったんで、来年はこの半分ぐらいの規模でこじんまりとやりましょう」
となったわけです。
そして、2023年の開催時に矢吹町の教育長様がいらっしゃいまして、今年は矢吹のKOKOTTOでやることも何となく決まっていました。
準備開始
それから約1年、2024年の開催となったわけですが、矢吹と白河は近いので一緒に開催しましょうということで、矢吹のチャンピオンの旗振りのもと開催準備が始まりました。
今年は半日開催かつ、昨年200人ほどだった参加者を、目標はその半分の100名程度に設定。
まずはワークショップやブースの大枠を決めていきますが、福島で開催されるでかドージョーながら、お手伝いいただいたスタッフの半分ほどは県外組。
県南地方は関東圏に近いとはいえ、東京や埼玉、茨城などかなり遠くから駆けつけて下さる方もいらっしゃって、ひたすら感謝しかないのと、矢吹道場のチャンピオンの人脈の広さには驚かされました!
Backlogおそるべし
大体1~2週に1度1時間のオンライン打ち合わせで当日を迎えるという、割と短時間の打ち合わせだけでイベントが開催できたのですが、
この秘密はCoderDojoとパートナーとして協賛いただいたNulab様の「Backlog」というツールがこの打ち合わせの効率化に貢献したと感じます。
最初は「試しに使ってみますかー」というノリで使わせていただいたのですが、いざ使い始めるとかなり優秀で、打ち合わせがサクサク進んでいきました。
とにかく動作が軽いんです!これって地味ながらタスク管理ツールのように日に何度もアクセスが必要なモノにはめちゃくちゃ重要です。
また、インターフェースのシンプルさも良くて、多分使い方調べたのは1回ぐらいです。今後他のイベントを開催するときにも、是非使っていきたいですね!
また、道場関係者で導入を検討されている方はご連絡いただければ、分かる範囲でサポートさせていただきます!Nulab様ありがとうございました!
イベント前日
そしてあっという間に迎えたイベント開催前日。準備のために会場入り。
開催場所のKOKOTTOは開館して数年。とてもオシャレで明るい空間!
私は自分が担当する道場のブースを準備。古河道場のチャンピオンはお隣で分解ワークショップの準備です。
町の職員さん達が分解ワークショップで使う大量の年代物PCなどを搬入されていて、懐かしい筐体に心がときめいてしまいました。
これだけ町の職員さんたちに動いてもらえる、矢吹道場のチャンピオンって一体何者なのでしょうか。
古河のチャンピオンは、その日矢吹の大池公園キャンプ場で寝泊まりしたそうですが、無料なのに意外と良かったということでした!
(最近はクマの目撃情報があるので、注意!)
すり鉢ラーメン
さて、ようやく迎えた当日。
曇りのはずだった天気予報は外れ、青空も見える快晴です。でかドージョーの日は毎年晴れるんです。
大勢のスタッフさん達が続々と集結してきて、随所でそれぞれ自慢の品々を動かし、まだ始まっていないのに楽しい雰囲気に満ちた会場。
本当にこういうことが好きな人達が集まっているんですね!
準備がひと段落したところで、一旦お昼休憩。
近くにすり鉢ラーメンという名物があると聞きつけ、皆で向かってみました。
町でやぶきプログラミングフェスのポスターを見かけることも。すごい影響力です。
そして肝心のお店ですが、残念ながら時間が少し早くてオープン前!悔しい!
仕方が無いので、幸楽苑でお昼を済ませました。次回は行きたいなー。
戻って準備を再開。メインホールの準備も大急ぎで行って、いよいよ開場です!
LLT(ライトライトニングトーク)
最初はLTです。今回はライトライトニングトーク(LLT)ということで4分で会場の拍手により強制終了です。西那須野のチャンピオンの司会で拍手の練習しつつ、スタート!
最初は矢吹道場のチャンピオンから。
自己紹介を中心に話していたところ、強制終了で会場が沸きました。
狙っていたのかもしれません。さすがです。
でも実は、この後に控えるクイズ大会のヒントが大量に散りばめられていたんです。ちゃんと聞いていると有利だったんですよ(笑)
続いて、さいたま道場から駆けつけてくださった三橋さん。
道場に通い始めて人生を変えられ、いまでは高専で機械いじりに夢中とのことです!
こういう話は是非道場に通う女子たちに聞いてほしいですね。
未来の自分に重なって、目覚めるかもしれませんよ!
ほぼ4分ちょうどで、時間管理もバッチリでした。素晴らしかったです。
3人目は会津から来てくれたNinjaが、Scratch作品を発表してくれました。
ゲームを作ってくれていて、ハラハラする作品に会場からは歓声が上がります。
作品も素晴らしかったですが、みんなの前で堂々と発表していて感心でした。
貴重な体験ができたと思います!
最後も会津からのNinjaですが、こちらは自作ドローンの発表。
未完成ながら、その過程を見るだけでスゴさが伝わってきます。リアルDr.Stoneです。
プレゼン資料もきちんと作っていて、発表も面白かったです。
姿勢制御のシミュレーションも見せてくれて、どちらかというと道場関係者が食いついていました。
今後の進捗もとても気になるプレゼンでした。
クイズ大会
LTが終わり、続いてクイズ大会。
QA Liveというサービスで、スマホを使ったリアルタイム早押しクイズです。(Kahootが有名ですが、あちらは有料なので・・・)
当日は40名ほどが参加してくださりましたが、なかなか全員参加するまで手こずってしまいました。
一番の原因は、会場のネットワーク環境です。輻輳が発生していたのか、会場の構造的な問題なのか分からないですが、
電波の悪さから画面が進まず、それにお時間がかかってしまいました。次回の反省ですね。
しかしながら、会津大生2人の司会が抜群に冴えていて、何とか繋いでくれたのがせめてもの救い。
クイズが始まれば、難問奇問に会場は大盛り上がり!
アンケートでも一番楽しかったと回答があり、成功と言えるかと思います!
ワークショップ開始
クイズが終わったら集合写真を撮る予定でしたが、時間の関係でSkip。
およそ30分ほど押しでワークショップ関係の開始となりました。
私は道場ブース担当で、事前予約のNinja達を迎え入れていましたが、
メイン会場やその他の場所にもいろいろ面白いものがあるので、
最初から最後まで夢中で作品作りをしていたNinjaがいたり、
パソコンやって、遊んできて、またパソコン。のように自由に遊んでくれたNinjaもいたり。
その中でもマイクラがやはり人気で、共通言語的にマイクラ好き同士で
「なかなかこういう話をできる人が居ないので道場に来ているんです」といったNinjaも居ました!
発表は3名の子がmicro:bitやマイクラの作品を見せてくれました(ちょっとグダグダになってしまいましたが・・・)
ビンゴでmicro:bitが当たった子が、道場でお勉強して帰ったので、また作品作りに遊びに来てくれると嬉しいですね!
後片付けと、お楽しみの
道場が終わるとイベントもほぼ終了。
残念ながら他の会場は見ることができませんでしたが、多くの人が訪れてくれたようでした。
ここでは写真で少しその模様をお伝えしたいと思います。
文化祭の終わりのようなノスタルジックな雰囲気の中、片付けはスムーズに終わり、
最後に記念撮影。
遠征組の方々の多くは帰路に。その後は、時間が許す方で白河に集まり打ち上げを行いました。
これを楽しみに参加されている方も少なくないという声を聞きます。
道場に参加しなかったら決して知り合うことが無かったであろう方々との飲み会は、終始楽しすぎる時間です。
面白いネタをお持ちの方が沢山いますよ。
会津はこれを毎月のようにやっているそうで。羨ましいですね・・・!
会の途中では1人ずつ自己紹介を行いましたが、LLTの仕組みに倣って一人1分の時間を守って話してもらいました。
結構1分でまとめるのって難しくて、短すぎたり足りなかったり。
ですが、お酒が入ると長くなりがちなので、この方式良いなと思ったのが収穫です!
これにて濃すぎる1日は終了したのでした。
感想
今回は半日開催で時間的にはあっという間に終わったような気がしますが、
参加者、メンターなど沢山の笑顔に包まれた素敵なイベントになったと思います。
色々反省すべき点もありましたが、大きな事故もなく大勢の方々が集まり、KOKOTTOの歴史に爪痕を残せたかと思いますので、イベントとしては大成功と言っていいのではないかと思います。
また、なかなかこういう機会が無いと知り合うことができなかったであろう方々とご一緒できたのも本当に良かったです。楽しい人ばかりでステキです。
全員とはお話しできませんでしたが、今後何かあれば同じイベントに参加した同志として、是非お気軽にお声がけください!
横のつながりが出来るのがCoderDojoの大きな魅力の1つでもありますよね。
今回のイベントを通して、県外の道場にも遊びに行ってみたいなーという気持ちになりました!
おわりに
打ち上げで話をしていましたが、矢吹でプログラミングイベントをやってこれだけの人が集まるということは、
潜在的な道場参加候補者は沢山いるということ。矢吹道場のチャンピオン、頑張ってください!
来年開催されるかどうかは、またどこかの道場が名乗りを上げてくれればといったところ・・・
参加者の皆さん、スタッフの皆さん、KOKOTTOの施設の皆さん、ありがとうございました!
そして、今回楽しかったと思ったNinjaは、是非CoderDojoに足を運んでみてください!